私たちは今回のワークショップでメインストリートや生徒会室のあるエリアを「生活の場」として担当しました。キーワードは、「みんなが集まってくる空間」です。
まず、メインストリートの上にガラス状の天井を付けることにより、雨の日でも生徒が集まりやすい場所を作りました。この天井は開閉式で晴れの日は開放することができますが、雨天時には閉じ、これまで雨の日には人影が少なかったメンストにもっと生徒が集まるようにしました。また、ただの屋根ではなくガラス状にしたことによって、太陽の光を十分に取り入れることができます。
メンストの中央には虹色にタイルを敷き詰めたレインボーロードがあります。レインボーロードの両脇には芝生、花壇の周りにはベンチを作りました。芝生にすわってお弁当を広げるもよし、ベンチでおしゃべりに花を咲かせるもよし、楽しみ方はそれぞれ。レインボーロードの真ん中にある一番大きな木は、メインストリートの新しいシンボルです。
生徒会室の建物は二階建ての新しい棟に変わりました。生徒会室学祭室及び合唱部の部室は、現在使用されていない北館の教室へ移動し、一階はカフェテリア(食堂)、二階がホールとなりました。購買を兼ねたカフェテリアにはたくさんの机や椅子を用意して放課に生徒が集まってこれるようにし、ホールは演劇練習や講演会・発表会を行うためのもので階段状の観客席もあります。また、この棟は地域にも開放し、近隣住民の方々や卒業生などもここで集うことができるようになっているのがポイントです。
在校生はもちろん、千種高校を応援してくださっている地域の方々や卒業生、たくさんの人が交流できる場になればいいと思います。
46回生 浅野侑子